地下鉄は圏外です
NHKの「難問解決 ご近所の底力」という番組で電車内でケータイを使わせない方法というのを紹介していました。
名古屋の地下鉄ですでに実行しているもので、ホーム付近に基地局アンテナを設置しないことで、ホームと車内では圏外になるようにしているというもの。これなら、使いたくても使えないので車内でケータイを手にしている人はほとんどおらず、かなりの成果をあげているようです。
ただ、そのVTRの中で駅員のインタビューと説明図で気になる点が...。この圏外にする方法をとった理由としてペースメーカー使用者への配慮というのを強調していました。ケータイは通話やメールの送受信のときだけ電波を発信するのではなく、常に基地局とやり取りをしているので、圏外にしてこの通信を断つことでペースメーカーの誤作動を防ぐ...というのですが、私の知るところではこれだと無意味です。
確かに、ケータイは常に基地局と通信を行っています。圏外となると基地局からの電波はなくなるわけですが、ケータイのほうは逆に出力を上げ基地局を必死に探そうとします。つまりペースメーカー利用者の周辺の電波が強くなるわけで、これだと余計に影響が出そうに思えます。
実際は(基地局+ケータイ)と(出力最大のケータイ)の電波の強さのどっちがより強いかというのがわからないので逆効果とはいいきれませんが、ペースメーカーに与える影響とするとあまり効果はないでしょう。
ケータイを使用するマナーを強制的に守らせる方法としては非常にいい方法だと思いますが、ペースメーカーの誤作動防止という点ではいかがなもんでしょう?
数年前にケータイがペースメーカーに影響を与えない距離の指標として22cm以上離して使用するというのがあります。2005年8月11日に総務省で公表された資料でも同様の指標ですが、ペースメーカーに影響が出た最も遠い距離は短くなり改善されていて、8cmとなっている。また、全てのケータイ、ペースメーカーで起こるものではなく一部のペースメーカーで確認されただけ。個人的な意見では誤作動が起こることはまず無いと思う。
コメント
ついでに3Gはペスメ無問題じゃなかったっけ?
投稿者: 赤毛 | 2006年04月28日 21:50
さすが、気付きましたね。名古屋の地下鉄でも3Gは使用可能だそうです。
ペースメーカー使っている人にとって、周囲でケータイ使っている人がいるのを見たことで、「あ、止まるかも...」とか、精神的に心臓に負担がかかるのがよっぽど危険だと思います。
PHSも医療機器に影響ないので、病院内での使用を許可されているような病院もありますが、PHSも見た目はケータイなので、不安感を与えないため使用禁止にしているところもあるそうです。
まぁ、見分けつかなきゃ注意できないから両方禁止にしているんじゃないかという気もしないではないですが...。
投稿者: 仙人 | 2006年04月28日 22:38